マラケシュは「赤い街」と呼ばれるサハラ砂漠入口のオアシス都市。「マラケシュに行けばモロッコのすべてを見られる」と言われ、ここにはモロッコの歴史、自然、人々 の営みが集約されている。マラケシュはフェズについでモロッコで2番目に古い町で、11世紀の後半にベルベル人による最初のイスラム国家、ムラビト朝によって開かれた。その後ムワッヒド朝の首都として栄えるが、1269年、マリーン朝によって首都はフェズへと移る。

↑ジャマ・エル・フナ広場
ジャマ・エル・フナ広場
メディナの中心にあり、にぎやかさの源。「ジャマ・エル・フナ」とはアラビア語で「死人の集まり」というような意味で、ここはかつて公開死刑場だったことに由来している。昼間はアクロバットや蛇使い、民族楽団など大道芸人のパフォーマンスが繰り広げられ、夜には食べ物屋の屋台が軒を並べる。昼と夜ではまったく雰囲気が異なるので、できれば両方を味わってもらいたい。


クトゥビア
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192年ムワッヒド朝のアブー・ヤコブ・エル・マンスールによって建造されたミナレット。メディナの西に高くそびえたつその巨大な塔は、マラケシュの象徴と言われる。

クッバ・バディン
ベン・ユーセフ・メデルサのすぐ脇にある霊廟。1120年ごろのアルモラビト朝時代に建てられ、小さなドーム状の屋根が個性的。クッバとはもともと「ドーム」を意味している。

エル・バディ宮殿
16世紀サード朝時代に建てられた宮殿。18世紀に破壊され、現在は一部が残っているだけで広大な廃虚となっている。パビリオンからはマラケシュの町並が手にとるように見える。毎年マラケシュ・フェスティバルがこの宮殿の池の上の特設ステージで開催され、にぎやかな音楽や踊りが繰り広げられる。

バヒヤ宮殿
1894年から1900年にかけて建造された宮殿。メラーの北にあたり、豪華な装飾の大広間やレセプション(旧ハーレム)、ムーア式の庭園は見るものを魅了する。

名物水売りおじさん

↑メナラ
メナラ庭園
メディナの城壁の西側にある庭園。12世紀のアルモハッド朝時代に造園されたもので、オリーブの木が茂る。中央のパビリオンは1820年にアラウィー朝のアブデル・ラーマンによって建てられたもので、貯水池に映るその姿はいかにも涼しげ。早朝や日没の趣はこれまた格別である。


マヨーレル庭園
メディナの北東にある庭園。フランスの風景画家マヨーレルによって設計され、現在はデザイナー、イブ・サンローラン(庭園のすぐとなりに私宅がある)の所有だが、一般の人も入園できる。
 

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